抗酸化作用のことを知るには活性酸素というものも知る必要があります。活性酸素はほとんどの病気の原因とさえ言われています。酸化とは簡単に言うと物が錆びたり、くさったりすることをいいます。人間の身体も酸化します。人は酸素を取り入れてエネルギーをつくりますが、その過程で一部の酸素は化学変化を起こし活性酸素というものを発生させます。活性酸素は体内に侵入してきた細菌などを排除する作用も持っていますが、過剰に活性酸素が発生した場合が問題となるのです。
添加物が含まれた食品、喫煙、大気汚染、紫外線、ストレスなどは、活性酸素を発生しやすいものとされています。ですから現代の私たちの生活環境は過剰に活性酸素が発生しやすい状況と言えます。この活性酸素が、人間の身体を酸化させ、動脈硬化などを引き起こし生活習慣病や老化を招きます。その活性酸素を抑えることを抗酸化作用といいます。本来人間はこの抗酸化作用を体内に持っていますが、年齢とともに減っていきます。
そこで抗酸化作用のある食物を摂りましょうと、世間では頻繁に勧めているのです。βカロチン、ビタミンC、E、ポリフェノールなどが抗酸化作用があると言われています。具体的には緑黄色野菜、赤ワインやジュアールティ、緑茶(カテキン)、ブルーベリー等に多く含まれています。また、今流行りのコエンザイムQ10やアスタキサンチンは効果の高い抗酸化物質と言われています。
活性システムは水道水(酸化水)から活性酸素を抑えます。病気の原因要素である活性酸素を駆逐し、活性水素を発生させるこのシステムは、老化の防止や身体の免疫力の向上(抗アトピー、抗糖尿、抗血糖値、抗ストレス、抗老化)に寄与します。人が1日に排出する水分は2.5リットルです。言い変えれば安心、安全な水を再摂取する事が健康な成人には求められているのです。
水の使用量の99%が、お風呂やお洗濯、キッチンでの「生活水」。1%の「飲料水」には気を使っているのに、「生活水」はそのままという人が意外に多いのです。金属イオン含有量(硬度)の低いものを「軟水」、高いものを「硬水」と呼び、日本の水道水にも、この硬度分が溶け込んでいます。また、水道水(酸化された水)は酸化腐食を招き、あらゆる所で水ストレス、トラブルを起こしています。特に近年エコ化に伴い、給湯ボイラー復旧の影に貯湯タンク内の水質汚染、2次汚染と故障多発トラブルがクローズアップされています。設備機器のダメージを早急に改善、予防することが求められているのです。
※金属イオン:Ca、Mg、CA
水道水の塩素処理は、赤痢やコレラなどの病原体を殺菌するのが本来の目的です。ところが病原菌を退治する塩素の「タンパク質破壊作用」は私たちの皮膚や頭皮の細胞も破壊しています。洗顔・シャワー・入浴で皮膚の細胞が破壊され、徐々に劣化・老化しているのです。アトピーや肌荒れ・手荒れが気になる方、髪の悩みがある方にとって、塩素は味方ではなく最大の敵ともいえます。
水道水中に含まれ、発ガン性や流産の危険性が指摘されている、トリハロメタン。体内に蓄積され、さまざまな障害を引き起こす、この有害物質には恐ろしい特性があります。それは、お茶を入れる、ご飯を炊く、お風呂を沸かすなど、水道水を加熱した際に、更に高濃度のトリハロメタンが生成されるというもの。また、揮発性があるため、バスルームでは帰化した大量のトリハロメタンを吸い込んでいるのです。
例えば15分間の入浴・シャワーで、1リットルの水道水を飲むのと同じ量の「塩素」や「トリハロメタン」を体内に吸収しているといわれています。